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老人の性癖

ある喫茶店でぼくは老人と出会いました。
それはそれは、不思議な出会いでした。
そして、老人の世界へとはまってしまったのです。

僕の隣の老人が声をかけてきたのは、
喫茶店で小一時間もたった頃でした。
「若いのぉ。おんなは好きかい。」
「なんですか。やぶからぼうに。」

「あそこにいる女子事務員を見てみぃ。もそもそしてるじゃろ。」
そう言えばそうだ。少し顔が赤い気がする。
「なぜだかわかるか?」
「具合でもわるいんじゃないの。」
「そんなわけないだろうって。」

そんなこと。今の僕には関係ない。
こんな老人と会話してるのも無意味だ。
「青年。いいおんなと出会っておらんのぉ。」
「大きなおせっかいだ。」

「あのおんなは、股間にピンクローターを入れてるんだぜ。」
「そんなことはないでしょう。いくらなんでも。」
「青年。賭けるか。と言っても金じゃおもしろくねぇ。
 青年が負けたら、わしに付き合え。それがいい。」
「何がいいだ。どうやって確かめるんだよ。」

「わしが言ってくるさ。見てな。」
そう言うと、老人はすたすたと女性に近づいた。

「どこか具合が悪そうじゃのぉ?腹でも痛みのか?」
老人は女性の腰のあたりも触り出した。
「いえ。大丈夫です。大丈夫ですから。」
女性は狼狽している。

「ほぉ。ホントなんでもなさそうじゃ。すまんすまん。」
そう言うと老人はトボトボと帰ってくる。

「やっぱり、正解だったのぉ。」
「そんなわけないだろう。」
「おんなを見てみぃ。」

女性はさっきと違って、脂汗を流しながら身体を震わせていた。
明らかに変わった。何かしたんだろうか。そんななずはない。

「ピンクローターのボリュームを最大にしたんじゃ。」
「えっ。ホントなんだ。信じられないよ。」
「きっと店員が来る。原因はスカート中だって、誰も気づかんだろ。」
「どうなるんだ。あのおんな。」
「何回もイクことになるんじゃないの。股間から取るまではなぁ。」

「さあ、行こう。青年、わしに付き合え。」


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